「せかいちず絵本」と「にっぽんちず絵本」
購入の理由
我が家には世界地図が3枚貼ってあり、息子はたまにその周りに載ってる世界遺産の写真を指さしている程度。
日本地図も世界地図も貼ってあるけど、「住んでるのはここだよ」って日本や都道府県を指さして教える程度のことしかしていない。
息子も2歳になり、これまでは身近な出来事について書いてある絵本や簡単な物語を読んできたけど、以前より語彙力の幅が広がったのを機に世界のこと、日本のことが知れる絵本がほしいと思った。
国旗カードとか世界地図はあるけど、それ以外に話を膨らませるネタが欲しかったからだ。
あいにく私は世界や日本のことについても詳しくないため、絵本で上手に教えてくれる絵本を探していた。
図鑑のような本でも良かったけど、息子は絵本の読み聞かせが大好きで、どんどん内容を覚えてしまうので、絵本の方が息子には合っていると思った。
そんな経緯で書店で絵本を探してみた結果、この2冊に辿り着いた。
戸田デザイン研究室の本は「あいうえおえほん」と「リングカード」を持っているので、良さは知っていた。
「あいうえおえほん」に関しては息子が絵本に興味をもったはじめの絵本とも言える。はっきりとした色合いの絵がこどもの興味を引くのだと思う。この本をきっかけに覚えた言葉も多い。
そこで、夫に頼んでメルカリで1000円で購入。2冊まとめてこのお値段で譲ってくださった方がいてラッキー。
息子には、自分が住んでいる地域のことばかりでなく、広い世界を知ってほしいと思っている。まだ自分の住む地域のことも知らない2歳だけど、日本や世界のいろいろな地域について、少しでも知っていると、他の知識と結びつけられて面白いと思う。
読み聞かせの感想
2歳に読み聞かせるには内容がまだわからないところもありそうだけど、息子は絵をじっくり見てくれてたので、一応一通り読めた。
絵本だけあって、文章+絵の構成なので、文章を読めば内容がしっかりわかる。図鑑だと読み聞かせるのに持つのが重いし、字が小さいので、絵本で正解だった。
意外と薄い本の割に情報量は多い。内容も詳しすぎず、薄すぎず、正にサブタイトルにある「こどもがはじめてであう」本にピッタリだ。
息子が興味を持っていたのは、挿絵の地球、各国の動物、富士山(ふじちゃん!って言って指さした)各都道府県の果物、こけし、トラック、魚釣りしてる人(最近、魚釣りのおもちゃを貰ったから)など、各ページの挿絵に興味をもったみたい。
そして、世界の動物のページを開いたら「あ!」と言って本棚から「こどもずかん」を持ってきて動物のページを開いて「同じ」と言っていた。
電車(シベリア鉄道とか)の紹介や世界遺産についても触れられていて、自宅にある「乗り物」と「世界遺産」の図鑑と関連させて読めそうだと思った。
こうやって、絵本(地図)と図鑑を関連させて見ていけると知識も網の目みたいに広げていける。世界地図を貼っただけでは気付かなかったことなので、良い本と出会えた。
本書のおすすめポイントは、世界も日本も「地域」ごとに紹介してくれているところ。
国や都道府県ごとだと多いけど、ざっくりと説明されているのがいい。また、絵本としての導入の文章がステキ。
図鑑のように情報の羅列だけではない作者のメッセージ性がある。また、世界や日本の山の高さ、川の長さ、湖の深さ広さ比べなどもひと目でわかるページがあり、情報という点からも整理されていてわかりやすい。
それに、大きい順って子どもも興味を持ちやすいし、覚えたくなる。
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