コラム 『10年後の仕事図鑑』落合陽一×堀江貴文 を読んで気づいたこと 前編

『10年後の仕事図鑑』落合陽一×堀江貴文  を読んで気づいたこと   前編

『10年後の仕事図鑑』落合陽一×堀江貴文

『ベビーパークっ子の将来』(ベビーパークの冊子)

『10年後、君に仕事はあるのか?未来を生きるための「雇われる力」 』藤原和博(講演会内容をもとに)

 

 

これらの内容から考えたこと。

息子の教育の指針になればと思い、読んだので私なりにざっくりまとめた内容のメモです。

 

『ベビーパークっ子の将来』はベビーパークの入口に置いてあった無料の冊子で、何となく持って帰ってきて読んだら、結構衝撃だった。

 

まず、ベビーパークって3歳までにIQ150にしますという謳い文句で、幼少期に150以上ないと東大には入れませんよと言っている。

IQは実年齢分の頭脳年齢×100なので、2歳の時に3歳のことができれば150が出る。

でも、実年齢が上がるにつれて150を出すのはかなり難しくなってくる。

それがベビーパークの仕組みで、幼ければIQは高く出やすい。

しかし、例えば3歳の時に150あったとしても、頭脳年齢をどんどん高めないとすぐに他の人と同じくらいのIQになってしまう。

その例として、冊子には会長の5人の孫たちの話が載っていた。

孫たちは幼少期には高IQ(多分、小1でも高学年の勉強はできたと思う)だったが、小学校に入学したら途端に学校がつまらなくなった。

理由は周りの友達との会話が合わないし(テレビやゲームの話題)、授業も簡単すぎてつまらないから。それで、勉強しなくていいやという雰囲気になってしまったらしい。

しかし、そのままではいけないと、アメリカのハーディング家にインタビューに行った。10人の子どもたちは学校に通わず、ホームスクーリング(在宅教育)で12歳までに6人が大学に通った家庭である。

つまり、公教育で集団で一斉授業を受けるより、個人の力を伸ばしていると言うこと。

日本ではホームスクーリングが合法化されていないため、どんな子どもでも親は必ず学校に通わせなければならない。

日本の教育の弊害は、公教育で一斉授業をすることで、ある程度の学習は保証しているが、子どもを伸ばす芽を摘んでしまっている。

だから、幼少期に神童でも、大人になったら普通になってしまうという現実がある。

堀江さんも14歳でプログラマーになった人なので、学校はかなりつまらなかったらしい。

まず、日本の教育は150年遅れている。

知識詰め込み型教育で、一斉授業を行うのは、現代〜未来の世界で非常にミスマッチな方法をとっている。

大学の入試形態から逆算してそうなっている節もある。

日本は先進国なのに、世界大学ランキング(大学に投資される研究費など)では東大が14位、京都大学が76位、他の大学は200位以下である。

だから、日本の優秀な人でも「答えのある問題」は得意だが「答えのない問題」を考える、つまり「創造する力」は弱いのだ。

世界の教育と比較してみると、フィンランドでは1968年に大胆な教育改革を行っている。

言わずと知れたPISA調査では読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーにおいてほぼ毎回上位である。

そこで、現代の天才と言われる落合陽一氏の出番である。落合氏は開成高校卒、東京大学卒で、いくつかの事業を行いながら筑波大学の教授も務めている。

日本の教育の惨憺たる現状を変えようと、教育に投資している人物である。

ここまでの結論だと、「日本の公教育は受けない方が良い」となるし、海外では「教育留学」とか教育のために引越しとかシンガポールに移住とか、いろいろあるけど、我が家のような一般的な日本の家庭ではそうにもいかないので、日本で子育てしていくにあたってどうするべきか、現実的に考えてみる。

子育てのゴールは「食いっぱぐれない大人」になること。

つまり、主体的に行動してお金がもらえる人になること。だから、『10年後〜』の2冊の本にはお金について(お金が集まる人物)になる方法が書いてある。

〈後編に続く〉

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