図書館の絵本紹介⑩

図書館の本の紹介⑩

『かわいい あひるの あかちゃん』
モニカ・ウェリントンさく たがきょうこやく

あひるのあかちゃんたちがお母さんに連れられてお散歩する。水の中では水遊びする音がたくさん出てきたり、陸に上がると森の動物たちと遊んだりもする。鮮やかでかわいらしい絵に注文してほしい。
息子は小さなてんとう虫を指さして注目していた。

 

『くつしたが にゅー』岸田衿子ぶん 長 新太え

落し物のくつ下とひよこを巡る出来事。ピンク色のくつ下はカラスに引っ張られて伸びて、次は伸びたくつ下で猫が遊ぶ。息子は、「にゅー」という音が面白かったようで楽しんでいた。伸びたくつ下で遊ぶという発想が子どもの心に寄り添っている1冊。

 

『があちゃん』かつや かおり

お風呂の定番おもちゃである、ピンク色のあひる、があちゃんが主人公。おもちゃのつやつやがあちゃんが、お風呂に入って、水をかけられたり潜ったり洗われたりする。お風呂に入るのが楽しみになる本。

 

『ちゅっ ちゅっ』MAYA MAXX

動物の親子(子どもとママ)がキスをする。最後はぼくとママがキスする。「ちゅっ ちゅっ」という表現がかわいらしく、最後は隣にいる子どもとちゅーしたくなってしまう。テンポの良いリズムで楽しめる。ママの気持ちになり切ったあかちゃん絵本で、愛情に溢れている。

 

『よくきたね』松野正子ぶん 鎌田暢子え

こちらも動物のママが、子どもを「おいでおいでー」と呼ぶと、子どもが、やってきてお母さんが「かわいいね、いい子だね 」と声をかける。最後はぼくがママに呼ばれてよちよち歩いていく。子どもを呼んでからかわいがるそれぞれのお母さんの気持ちが伝わってきて温かい気持ちになる。
「おいで」という言葉を認識している息子には内容が伝わったかな??

 

 

『こちょこちょ』福知伸夫

動物をこちょこちょする。最後は、隣にいる息子をこちょこちょしたけど、面白さがあまり伝わってないみたいだった。1匹の動物が見開き1ページに版画でどんと描かれていて迫力がある。定番の動物から始まり、「オランウータン」が出てきたのにはどんな理由があるのか気になる。

 

『まる みいつけた』大塚いちお

前回はさんかくVer.を借りていたので、今回はまるを選んでみた。丸の方が赤ちゃんの認識が早いかもしれない。身近なまるいものがシンプルに描かれており、赤ちゃんにも伝わりやすいと思う。大人だと見落としてしまいそうな「まる」を上手く見つけて描いている。

 

 

『にゅーっ するするす』長新太

今回借りた中で1番印象的(というか衝撃的)な内容だった。ピンク色の土?の中から手が出てきて、あらゆるものをつまんで、土の中に引っ張りこんで、飲み込んでしまう。何人か飲み込まれて、ジェット機も飲み込まれてしまう。息子は理解しているかわからないけど、唖然としているように見えた。そして、「しーっだれにもしゃべってはいけない」と手が言い残す場面では、「しーっ」を真似していた。

長さんの作品のように心に少しのひっかかりが残る作品は、子どもたちの心にも残るかもしれない。

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