図書館の絵本紹介⑤

図書館の絵本紹介⑤

 

なにの あしあとかな』藪内まさゆき
足跡の絵が出てきて、次のページに正解の動物が描かれている。クイズ形式で、子どもと対話しながら読み進めたらもっと楽しめそうな本。いつか、山梨県の薮内正幸美術館に行ってみたい。

コロッケ できました』彦坂有紀
いろいろな食べ物にソース、ケチャップ、マヨネーズなどをかけて食べるという内容。読んでるだけでお腹が空いてくる。コロッケの場合は、最後にパンに挟んでコロッケパンになるので、ますますお腹が空いてしまいそう。

↑オススメ

 

バルンくん』こもりまこと
バルンくんシリーズの初回。車が主人公の本だけど、「ブッブー」ではなく、「バルンバルン」という音で走るのが特徴。012才えほんなので、オノマトペが好きな赤ちゃんにもぴったり。

ひまわり』和歌山静子
縦開きの絵本で、土に種が落ちてから花が咲くまでのひまわりの成長が描かれていく。豪快なタッチの絵本はひまわりの力強さを表している。ページ上部には空の様子も描かれており、自然の中でたくましく成長するひまわりの姿が印象的である。

こぐまちゃんおはよう』わかやまけん
こぐまちゃんが朝起きてからの身支度の様子を描く。自分で身支度の練習をするようになる年齢の子にぴったりだと思う。金魚に餌をあげる場面があり、自分の役割もきちんとあるところが教育的で良い。こぐまちゃんは朝からたくさんのご飯を食べるので、メニューを真似して作ってみたい。

↑オススメ

わにわにのおでかけ』小風さち
わにわにシリーズのひとつ。リアルな絵のわにわには版画で描かれている。版画の味わいがありつつ、詳細な場面の描き込みに、わにわにの世界に引き込まれてしまう。人間の世界にわにわには四つ足で這って歩いて生活している違和感があるのに、何故か人間味を感じるのが不思議。夜に眠れなくて、お祭りに出かけるという内容。たくさんの提灯の文字まで一つひとつ書いてあって、世界観にハマってしまう。所々にでてくる「ワニ醤油」がツボ。

チューチューこいぬ』長新太
3匹のお乳を飲んでいたこいぬが、お母さんとはぐれてしまって、お母さんを探す話。こいぬたちは、長靴とか人形とか男の人とかに近付いて、おっぱいを飲もうとするけれど、どれもおっぱいが出ない物や人を選んでしまう。「おっぱいはでません」という言葉と共に、お母さんの元に戻るまでたくさんの物や人に出会う。最後にお母さんに会える場面は安心感が伝わってくる。

かさ』松野正子
色とりどりの傘がたくさん出てくる話。かわいいパステルカラーのタッチで描かれる絵に惹き付けられる。よく小さな子どもが傘を剣にしたりコマにするように、傘を他の物に見立てて遊ぶ様子が描かれている。傘という身近な生活道具を楽しく描いた絵本である。

ぞうくんのさんぽ』なかのひろたか
縦型で少し大きめの絵本。ぞうくんシリーズの1作目。ぞうくんが散歩していると、他の動物たちと出会い、背中の上に乗って積み重なっていく。ぞうくんは力持ちなのでたくさんの動物を乗せるけれど、最後は倒れて池の中に落ちてしまう。その後、水遊びをして遊ぶ。文字が少なく絵が大きいので、内容も小さい子に伝わりやすい。優しい色合いなので、ぞうくんのおっとりした性格がより引き立っている。

はしるのだいすき』わかやましずこ
動物が走ってきて、群で走る様子を描く。走っていく足音がそれぞれの動物によって違うのが面白い。012絵本なので、サクサク読める。太い線のタッチで動物の特徴を捉えた絵なので、小さい子も親しみがやすい絵本である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です