生と死を見つめる
池袋の交通事故。
どうしても納得できないし、生きて残された夫の気持ちを考えると、生きるって何なのかなと思う。
事故現場の写真に写ったつばの長い帽子と子ども用のヘルメット。黒い自転車の前輪。
朝は「いってらっしゃい」と2人に見送られて夫は出勤して、妻と娘は公園に出かけた。夫は昼休みに「今日は定時で帰れそうだから待っててね」とテレビ電話をした。
それが最期の会話。勤務中に電話がかかってきて、急いで病院に行ったけれど、既に息を引き取っていたそう。
奥さんは料理上手で子どものお菓子も手作りする人。
旦那さんは本当に2人のことを愛していたし、生きがいだったと思う。帰って大好きな奥さんと娘さんに会えるはずだった。
もう会えないって何なのだろう。
どんなに悲しんでも、涙を流してももう絶対に会うことはできないって何なのかな?
旦那さんはどうやってこの先、生きていくのかな?
そう思う多くの人が事故現場の献花台に足を運んでいる。
命は絶対じゃない。多くの幸せな人に明日があるはずだが、そうとは限らない、守らなくちゃいけない命がある。
そう思う事故。
私がいなくなった明日、子どもがいなくなった明日、にしては絶対にいけない。
安全と幸せな明日は自分たちの手で絶対に守らなくてはいけない。
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